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Shironetsu Blog

@shironetsuのブログ

『重力の使命』であそぶ―(2)メスクリンの歳差運動

SF

メスクリンの歳差運動 「もちろん、歳差はかなり急速なはずだ。赤道面が異常にふくらんでいるため、たとえこの惑星の質量の大部分が中心付近にあっても、太陽の引力に相当な手がかりを提供するからである。歳差の周期までは計算しなかったが、居住可能半球が…

『重力の使命』であそぶ―(1)メスクリンの表面重力

SF

重力の使命 はくちょう座61番星C. 黎明期の系外惑星探査の第一人者ピーター・ヴァンデカンプの指導の下カイ・オーゲ・ストランド博士の観測によって「発見」された16木星質量の見えない暗い星. 1942年に明かされたこの発見がひとつのSF作品のインスピレーシ…

バジリスクの卵

SF

* 北斜面生態系に属す生物は照期-昏期サイクルに同期したきわめて長周期の生活史を持つ。南極恒久研究所所属の研究員達のおよそ200年にわたる継続的な研究により集められた驚くべき観察記録は、南斜面生態系でも同様の適応が起こっていることを明らかにした…

『エターナル・フレイム』-ベクトル-レフトル-ライトル

SF

グレッグ・イーガンの<直交>三部作の第2巻『エターナル・フレイム』をよみました。 最高だった. 科学を開拓していく物語がこんなにもおもしろい. 実験, 分析, 発見…のコンボが次々にくりだされ科学それ自体が物語になっている. 人間離れした(※人間じゃな…

〈蚊の禿〉とは

SF

先日ストルガツキー兄弟の『ストーカー』を読んだ。「未知との遭遇」ものの古典とのことだが、簡単にあらすじを書いておく。 ~あらすじ~ 地球を訪れながら、地球人とのコンタクトを行わなずに去った「来訪者」。彼らは地球上のいくつかの地点を、異常な現…

クロックワーク・ロケットをとばす

SF

グレッグ・イーガン『クロックワーク・ロケット』を考える記事(ネタバレ含む) 「山のどれくらいが太陽石だと考えているの?」ヤルダは訊いた。 「質量でたぶん三分の二」 ヤルダは背中を使ってすばやくいくつかの計算をした。 「それは四空間での四分の一…

クロックワーク・ロケットをよむ

SF

!!注意!! グレッグ・イーガン『クロックワーク・ロケット』のネタバレを含みます。 (ヤルダの法則) 2015年12月18日に早川書房から出版されたグレッグ・イーガンの『クロックワーク・ロケット』。クロックワーク・ロケット (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)作…